コエンザイムQ10の健康美容効果

コエンザイムQ10摂取で年齢を重ねますますキレイに

加齢による老化現象の一因

一般的に、肌や髪の毛、身体などが老化していく原因は「加齢」にあると思われていますが、それは少し違います。
体の内側や外側に生じる老化現象の原因は様々ですが、その一因に加齢によって「ミトコンドリアの働きが低下すること」にあります。

「ミトコンドリア」とは私たちの身体をつくる約60兆個もの細胞の中にある器官です。
ミトコンドリアは一つの細胞に数個から数千個も存在しており、食事から摂り入れた糖質や脂質などの栄養素と酸素を原料として、人が活動するために必要なエネルギー「ATP(アデノシン三リン酸)」を作ります。
つまり、ミトコンドリアは細胞内に存在するエネルギー生産工場なのです。
ですから、ミトコンドリアが増えたり、ミトコンドリアの働きが活発であったりすればするほどエネルギーが活発に作られ、細胞の老化を遅らせることができるのです。
身体の老化現象は細胞が衰えることにありますので、ミトコンドリアの働きによって細胞の再生や修復がスムーズになることは身体の老化現象を抑制することに繋がるのです。

そして、そんなミトコンドリアの働きをサポートする成分が「コエンザイムQ10」です。
コエンザイムQ10がなくてもミトコンドリアはATPを生産することができるのですが、コエンザイムQ10が豊富にあるとミトコンドリアはより効率的にATPを作ることができるのです。
コエンザイムQ10によってATPの生産効率が上がると、細胞の再生や修復が活発になります。
コエンザイムQ10によって細胞の老化スピードが遅くなることで、身体の老化現象を抑制します。

また、コエンザイムQ10はミトコンドリアにダメージを与える活性酸素を除去する抗酸化作用も持っています。
体を若々しく保つために重要な働きを担っているミトコンドリアですが、年齢とともに数が減少し、機能が衰えていきます。
その大きな原因は「活性酸素」にあります。
本来、活性酸素は体内に侵入してきたウイルスや細菌を退治するという大切な役割があるのですが、必要以上に増えてしまうと健康な細胞までも酸化させ、傷つけます。
活性酸素によって健康な細胞が傷つけられると、細胞膜の脂質が酸化して、栄養と老廃物の出し入れをスムーズにできなくなった結果、細胞が衰えていき、細胞は変異したり死滅したりします。
増え過ぎた活性酸素はミコンドリアのDNAにダメージを与えて、細胞を衰えさせます。
上記でも述べたように、体の内側や外側に生じる老化現象の一因は加齢によって「ミトコンドリアの働きが低下すること」にあります。
活性酸素によってミトコンドリアの数が減ったり、機能が低下することは老化スピードを加速させることに繋がるのです。

また、活性酸素は血中のコレステロールを酸化させて、過酸化脂質をつくります。
過酸化脂質は血管内に血栓を作りやすくします。
血管内に血栓ができると、血液の流れは悪くなったり詰まりやすくなったりします。
その結果、動脈硬化を進行させ、生活習慣病のリスクを高めます。

また、活性酸素によって血管の老化が促進されると、肌のハリやツヤが失われたり、髪の毛が薄くなったり、白髪が増えたり、疲れやすくなったり、筋力が低下したりと様々な不調が生じます。
コエンザイムQ10は、ミトコンドリアや血管などにダメージを与える活性酸素を除去する抗酸化作用が備わっていますので、活性酸素によるダメージを抑制します。
活性酸素によるダメージを抑えることによって、老化スピードをさらに軽減させます。

コエンザイムQ10摂取で年齢を重ねますますキレイに!

しかし、体内のコエンザイムQ10の生成量は年齢とともに減少していきます。
コエンザイムQ10の生成量が減るとミトコンドリアの働きも低下しますので、ATPの生産量も減少します。
ATPの生産量が減少すると、体内はエネルギー不足に陥り、代謝も落ちます。
年齢を重ねてもキレイを維持するためには、コエンザイムQ10を補充してミトコンドリアの働きを活発にしてあげることが大切です。
では、コエンザイムQ10を補充してミトコンドリアの働きが活発になると、どのような良いことがあるのでしょうか?

肌の若返り

肌老化の代表的な症状であるシワ、シミ、くすみ、たるみ、ほうれい線などを引き起こす一因はターンオーバーの乱れにあります。
正常なターンオーバーが繰り返されていれば、古い肌細胞と新しい肌細胞の生まれ変わりがスムーズに行われますので、肌は健やかな状態を維持できます。
しかし、生活習慣の乱れや代謝の低下などによって新陳代謝が滞るとターンオーバーが乱れます。
ターンオーバーが乱れると古い細胞と新しい細胞の入れ替えが上手く行われず、シミやそばかすが出来やすくなります。
また、ターンオーバーが乱れることによって肌表面にある角質が硬くなると肌が乾燥し、シワ、たるみを引き起こします。

コエンザイムQ10はミトコンドリアのエネルギー生産効率を上げることで、代謝を高めます。
代謝が上がると新陳代謝も促されますので、ターンオーバーも正常化しやすくなります。
ターンオーバーが正常化することで、古い細胞と新しい細胞の入れ替わりがスムーズに行われますので、シミやそばかす、シワやたるみを予防します。

さらに、コエンザイムQ10には活性酸素を除去する抗酸化作用もあります。
増え過ぎた活性酸素は肌のハリや弾力を維持している「コラーゲン」や「エラスチン」などのうるおい成分を破壊します。
肌からうるおい成分が失われたことによって、シワやのたるみ、ほうれい線が悪化します。
さらに、活性酸素は肌の皮脂を酸化させて「過酸化脂質」という刺激物をつくります。
過酸化脂質は、肌のうるおいを維持するヒアルロン酸を減少させたり、毛穴の黒ずみを引き起こします。
コエンザイムQ10の抗酸化作用によって肌のうるおい成分を守るだけでなく、過酸化脂質の生成を予防することで美しい肌を維持します。

体型の若返り

コエンザイムQ10でミトコンドリアのエネルギー生産効率が上がると、代謝も上がります。
代謝が上がると体温も上がりますので、脂肪燃焼効果も上がり、痩せやすく太りにくくなります。
また、筋肉中のコエンザイムQ10濃度が上がると筋肉細胞が活性化し、筋力がつきやすくなります。
筋力がUPすると、基礎代謝も上がりますので、脂肪燃焼効果はさらにUPします。
さらに、コエンザイムQ10を運動前に摂ることで疲れにくく回復の早い身体になります。

このように、コエンザイムQ10は代謝を促すことで脂肪燃焼効果を高めるだけでなく、運動能力UPをサポートすることで、効率の良いダイエットを導きます。
年齢を重ねると、筋力が低下したり、ミトコンドリアの働きが低下したりすることで、痩せにくく太りやすくなります。
コエンザイムQ10を補充してミトコンドリアの働きを高め、筋力UPを促すことで、痩せやすく太りにくい体をつくります。
年齢を重ねてもスリムな体型を維持することで、キレイをサポートします。

心臓の若返り

心臓の主な働きは、収縮と拡張を繰り返すことで血液を全身に運ぶことにあります。
私たちの命が尽きるまで、心臓は休むことなく働き続けています。
しかし、加齢によって細胞の働きが低下すると、心臓の働きも低下します。
心臓の働きが低下すると、全身に届けられる血液の量が減ったり、血流が滞ったりします。
すると、血圧が高くなります。
血圧が高くなると、高血圧、脳卒中、心臓病などの生活習慣病のリスクが上がります。

コエンザイムQ10には心機能を強化する働きがあります。
というのも、身体の中で最もコエンザイムQ10の組織濃度が高い臓器は心臓です。
コエンザイムQ10が心筋に存在するミトコンドリアのエネルギー生産効率を高めることで、心機能がスムーズに働くことができるのです。
しかし、年齢とともにコエンザイムQ10の生成量は減少します。
すると心臓に存在するミトコンドリアのエネルギー生産効率も落ち、心機能が低下してしまうのです。
コエンザイムQ10を摂って、心筋に存在するミトコンドリアの働きを活性化することは心機能を強化することに繋がります。
心機能が強化されると、十分な血液量が全身に行き届きます。
これにより、生活習慣病を防ぐだけでなく、疲労回復、体力UP、代謝UPなどあらゆる健康効果が期待できます。

このように、コエンザイムQ10には全身からキレイをサポートする働きがあります。
年齢を感じ始めたらコエンザイムQ10を補充して年齢を重ねてもキレイを維持しましょう!

【参考文献】
コエンザイムQ10の老化防止の仕組み
https://www.altonjohn.com/rou.html
コエンザイムQ10の抗酸化作用
https://www.concienciactiva.org/kousa.html
満足度の高い選び方
https://www.sergiosilva.us/power.html