コエンザイム還元型のメリット
コエンザイムQ10の特徴
人の細胞内に存在するミトコンドリアは、食事で摂った脂質、糖質、たんぱく質などの栄養を体内のエネルギーとなるATPに作り変えます。
ATPは人が活動をするためには欠かせないエネルギーですので、ATPが不足すると、体はエネルギー不足を引き起こします。
体がエネルギー不足になると、代謝が低下して太りやすくなったり、血行不良に陥ったり、疲れやすくなったり、疲労回復が遅れて体力低下を引き起こしたりします。
体内のエネルギー不足を予防するためにはATPの生産を活発にすることが大切です。
そこで重要な働きを担っているのがコエンザイムQ10です。
コエンザイムQ10はミトコンドリアの働きを助けることで、ATPの生産効率を高めます。
ATPの生産効率が上がり、ATPがたくさんつくられると、体内のエネルギー不足を予防・解消します。
しかし、体内で生成されるコエンザイムQ10は20代をピークに減少していきます。
40代になるとおよそ30%、80代になるとおよそ50%以上も体内からコエンザイムQ10が失われてしまうといわれています。
年齢とともに疲れやすくなったり、代謝が低下して太りやすくなったり、肌の衰えを感じたり、内臓機能が低下したりする要因の一つはコエンザイムQ10の減少にあるのです。
身体の外側や内側から年齢を感じたら、コエンザイムQ10を補充することが重要です。
コエンザイムQ10は、青魚、牛肉、大豆、ナッツ類などに多く含まれていますが、1日に必要な量のコエンザイムQ10を摂取するには食事だけでは難しいです。
食材の中で最もコエンザイムQ10が多く含まれているといわれるイワシでも20匹以上、牛肉なら3kgも摂取しなければ、1日に必要とされるコエンザイムQ10量を補うことはできません。
還元型のメリット
そこでおすすめなのが、サプリメントでの摂取です。
コエンザイムQ10のサプリメントには「酸化型」と「還元型」の2種類に分けることができます。
体内に存在するコエンザイムQ10のほとんどは還元型のコエンザイムQ10なので、酸化型のコエンザイムQ10の場合、体内に摂り入れた後体内で還元型に変換されなければコエンザイムQ10としての力を発揮することはできません。
しかも、年齢とともに酸化型から還元型に変換する力が低下していきますので、酸化型のコエンザイムQ10を摂り入れても還元型に変換される前に体外に排出されてしまう恐れがあります。
一方、還元型のコエンザイムQ10は始めから還元型ですので、体内で変換する必要がありません。ですから、体内に摂り入れた後は素早く吸収されます。
つまり、酸化型よりも還元型の方が吸収が早く、即効性も高いといえます。
コエンザイムQ10は年齢によって摂取後の効果の現れ方に時間差がありますが、還元型であれば年齢問わずスムーズな効果実感が得られるでしょう。
コエンザイムQ10を始めるなら、酸化型よりもメリットが大きい還元型のコエンザイムQ10がおすすめですよ。
【参考文献】
還元型コエンザイムQ10について
http://コエンザイムq10効果効能.net/power_k.html
還元型はどんな人に向いている?
http://e-hamamatsu-net.main.jp/05.html