コエンザイムQ10の健康美容効果

コエンザイムQ10の摂取量は?

コエンザイムQ10の目安摂取量

コエンザイムQ10は体内のエネルギーであるATPの生産効率を上げることで、健康維持に貢献しています。
しかし、年齢とともに体内で生成されるコエンザイムQ10は減少していきます。
コエンザイムQ10が減少するとATPの生産効率が落ちますので、身体はエネルギー不足に陥ります。
エネルギー不足になると、体はあらゆる不調を引き起こします。

エネルギー不足によって生じる症状

  • 倦怠感、疲れやすい
  • 体力、集中力の低下
  • 太りやすい
  • 肌トラブル(ニキビ、吹き出物)
  • 肌老化(シワ、シミ、たるみ、ほうれい線)
  • 血行不良
  • 心機能の低下
  • 生活習慣病
  • 抜け毛、薄毛

上記のようなエネルギー不足による症状を予防するためには、ATPの生産量を増やすことが重要です。
ATPの生産量を増やすためには、体内のコエンザイムQ10量を増やすことが大切です。
体内で生成されるコエンザイムQ10量は年齢とともに減っていきますので、体内のコエンザイムQ10量を増やすためには食事から積極的にコエンザイムQ10を摂らなければなりません。

コエンザイムQ10の1日の目安摂取量はおよそ30mg~300mgといわれています。
目安量の幅が広いのは、摂取する人の年齢、健康状態などによって必要量が異なるからです。
例えば、20~30代の方が健康維持の目的で摂取するのであれば1日30mgの摂取で足りますが、40代以降の方や体を鍛えたい方は30mg以上の摂取が必要です。
また、強い疲労感を覚えているときや体力が著しく低下している場合は、たくさんのエネルギーが必要となりますので100mg以上の摂取が推奨されています。
コエンザイムQ10の摂取量は、年齢、体調、目的によっても変わりますので、自分自身で適切な量を見極めることが必要です。

コエンザイムQ10の摂取方法

食事からコエンザイムQ10を摂る場合、おすすめの食品はイワシと牛肉です。
イワシなどの青魚や牛肉には比較的多くのコエンザイムQ10が含まれています。
とはいっても、1日に100mgのコエンザイムQ10を摂ろうと思ったら、イワシであれば20匹以上、牛肉であれば3kg以上食べなければなりません。
毎日それだけの量のイワシも牛肉も食べることはできませんし、食べられたとしてもカロリーオーバーになって太ります。

1日に必要なコエンザイムQ10を食事だけで摂取するのは難しいのです。
そこでおすすめの摂取方法がサプリメントです。
サプリメントであれば十分な量のコエンザイムQ10量が補えますし、カロリーオーバーの不安も、調理の手間も必要ありません。
コエンザイムQ10のサプリメントを選ぶ際のポイントは、「還元型コエンザイムQ10」を選ぶことです。

コエンザイムQ10のサプリメントには「酸化型」と「還元型」があります。
酸化型のコエンザイムQ10は摂り入れた後、体内で還元型に変換されないとコエンザイムQ10としてのパワーを発揮できませんし、摂取したすべてが還元型に変換されるわけではありません。
酸化型を還元型へ換える変換力は年齢とともに低下していきますので、40代以降の方が酸化型のコエンザイムQ10を摂った場合、ほとんどが還元型へと変換されずに体外へと排出されてしまうリスクが高いです。
一方の還元型のコエンザイムQ10は体内で還元型に変換する必要がありませんので、摂り入れた後そのままコエンザイムQ10としてのパワ―を発揮します。
さらに、変換力が必要ありませんので年齢問わずコエンザイムQ10を吸収します。

コエンザイムQ10のサプリメントは単体ではもちろんですが、同じく抗酸化作用を持つビタミンEやビタミンCと組み合わせることによって相乗効果を発揮します。
健康効果はもちろん、美容効果を高めたいという方は、ビタミンEやビタミンCと一緒に摂取することをおすすめします。

【参考文献】
コエンザイムQ10の適切な1日の摂取量
https://www.bilberry-coq10.jp/tekisetuna.html
コエンザイムQ10はいつ飲めばいい?
http://www.tahfin.org/01.html